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- 2024.04.16お知らせ

「ISO22000」食品安全マネジメントシステム規格認証取得
弊社の樹脂コンパウンド事業は、国際標準化機構(ISO)が策定した食品安全に関するマネジメントシステム規格「ISO22000」を2024年4月16日付で取得いたしました。
樹脂コンパウンドの業界においては、弊社が初の認証取得となります(日本精機株式会社調べ)。
今回、認証取得した「ISO22000」の対象となる範囲(工場)は、新潟県長岡市東高見の長岡工業導入団地(高見工業団地)内にある「高見工場」になります。同工場では、主に樹脂材料の着色・コンパウンド及びそれら樹脂材料の販売を行っており、透明材・クリーン(低異物)・小ロット対応に事業の特長と強みがあります。
近年、弊社が強みを発揮する「高機能材料(用途別)」においては、様々な分野(用途)での成長が予測されています。例えば、医療や食品並びに化粧品に使用される器具や容器、包装等の樹脂材料は、材料レベルでの異物等の混入を嫌いクリーンで安全な品質が求められ、そして、小さなロット単位でのニーズが多数あります。
これまで約37年にわたり培った透明材・クリーン(低異物)で小ロット対応を可能とする高機能材料製造の技術力をベースに、これから更に成長・発展させるため、「世の中に安心してご使用いただける安全な品質」を担保すべく、フードチェーンカテゴリー「食品包装及び包装資材の製造」において「ISO22000」の認証を取得することといたしました。
認証取得にあたっては、2023年5月に、社内に「HACCPプロジェクトチーム」を編成いたしました。
※HACCP = Hazard Analysis and Critical Control Point
(医薬品・食品などの安全性と品質を保つための管理システム)
全社横断的に、事業部トップ・製造・技術・品質・生産管理・営業・総務の部門から選任された総勢17名のメンバーが、樹脂コンパウンド材料事業の製造工程基準、マネジメントシステムを構築しました。
なお、今回の「ISO22000」認証取得により、現状約6,800トンの高機能材料の取扱高を、市場の成長と併せて3年後の2026年度には、約1.7倍の取扱高約11,500トンに成長する計画を企図しています。
弊社は、樹脂コンパウンド事業領域の成長と発展を考え、新しい製品やサービスに対する市場ニーズが多様化する中で持続可能な事業展開と社会課題解決に向けた取り組みから、強みを最大限に高めることに注力して参ります。